交換の前に確かめる6つのこと
マンションの給湯器交換では、置き場所・建物の決まり・排水の3つを先に確かめます。具体的には、次の6つです。
- 置き場所の寸法と、排気の向き(パイプスペースの扉の内側の広さ、前・後ろ・上のどこへ排気するか)
- 管理規約と、工事の届け出・作業できる時間
- いまの号数が、家族の人数と使い方に合っているか(号数の選び方)
- エコジョーズにするなら、ドレン排水の流し先
- バランス釜や壁貫通型なら、取り替えられる機種があるか
- 賃貸なら、まず貸主か管理会社に連絡すること
パイプスペースの給湯器は、寸法と排気の向きで機種が決まります
リンナイは、マンションなどのパイプシャフトに設置されている給湯器を取り替えるには、専用の取替え部材が必要としています。リンナイの製品ページでは、集合住宅向けの設置方式が、PS設置型やPS扉内設置型など7つの型に分かれています。
いまと同じ方式で、扉の内側に収まる大きさの機種を選ぶのが基本です。アルコーブでは、排気が玄関のドアから入らないよう、排気カバーや排気延長タイプで向きを変えます(ノーリツ)。
方式の見分け方は設置タイプの見分け方にまとめています。機種はマンションで使える機種の一覧から探せます。
管理規約で、工事の届け出と作業の時間を確かめます
マンションでは、管理規約で工事の届け出や、作業できる時間が決められていることがあります。ノーリツも、エコジョーズをマンションのパイプスペースに設置するときは、管理会社への確認が必要としています。
給湯器のまわりには、共用部分も含まれます。たとえば玄関ドアや窓のサッシは共用部分です。工事でこうした部分に手を加えることになる場合は、先に管理組合の確認を取ります。
- 届け出の書類と、提出の期限
- 工事ができる曜日と時間
- 共用廊下の養生や、作業の車を止める場所
エコジョーズのドレン排水は、横浜市では汚水系統が原則です
エコジョーズは、排気の熱を回収するときにドレン水が出ます。ドレン水は酸性で、本体の中和器で中和してから流します(リンナイ・ノーリツ)。ドレン水は、下水道法では汚水として扱われます(日本ガス石油機器工業会)。
横浜市の決まり(横浜市排水設備要覧)
潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)のドレン排水は、汚水系統に流すことが原則です。ただし、一般財団法人日本ガス機器検査協会(JIA)の認証を受けた機器であれば、雨水系統の排水設備に流すことを認めています。雨水系統につなぐときは、側溝などへの飛び散りやあふれに配慮し、点検に支障が無いようにすることとしています。出典は横浜市排水設備要覧です。
リンナイは、既築の集合住宅では排水の経路を確保できず、エコジョーズを設置できない場合があるとしています。ベランダやバルコニーに置く場合は、ドレン排水管を排水口まで延ばす工事が要ることがあります。
排水の経路を新しく作りにくい場合に向けた機種もあります。リンナイの「Kaecco(RUF-UTE・TEシリーズ)」は、いまの追いだき配管を通して、ドレン水を浴室の排水口へ流します。給湯専用のタイプはありません。ノーリツも、専用の部材との組み合わせで、ふろ給湯器からエコジョーズに替えられる機種を用意しています。くわしくはエコジョーズのページへ。
バランス釜・壁貫通型からの交換
バランス釜(浴室に置き、壁の穴から給気と排気をするふろがま)からは、壁貫通タイプの給湯器に取り替えられる場合があります。リンナイは、壁貫通タイプは本体が給排気口の中に収まるため、浴室はそのままで浴槽を広くできるとしています。
取り替えられるかどうかは、現地で壁の給排気口と浴槽を見て確かめます。いまの釜や給湯器の型番と、浴室の写真があると、候補の機種を早くしぼれます。
賃貸のマンションは、貸主か管理会社に連絡します
ノーリツは、賃貸物件の給湯機器の所有者は、物件の持ち主(貸主)だとしています(契約の内容で異なる場合あり)。点検のお知らせが出たときも、貸主か管理会社に連絡するよう案内しています。
当社は横浜市戸塚区にオフィスがあり、横浜市を中心に、神奈川・東京で給湯器の交換工事をお受けしています。お見積もりと現地調査は無料です。

