総額をつくる5つの項目
給湯器交換の費用は、本体・リモコン・標準工事・撤去と処分・消費税の5つを足した総額です。比べるときは、本体の価格ではなく、この総額で比べます。
本体
種類・号数・機能・設置方式で決まる
リモコン
台所と浴室。機能で種類が変わる
標準工事
取り外し・取り付け・配管とリモコンの接続・試運転
撤去・処分
いまの機器の引き取り
上の4つの合計 + 消費税
= お支払いの総額
条件によって加わる費用
- 設置方式を変える
- 配管の延長・交換
- エコジョーズのドレン排水の配管
- 据置台・配管カバー
- 高い所・狭い場所での作業
- エコキュートの基礎・電気工事・搬入
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 本体 | 給湯器そのもの。種類・号数・機能で価格が変わります。 |
| リモコン | 台所と浴室のリモコン。給湯器に適合するものが要ります(リンナイ・ノーリツ)。 |
| 標準工事 | 古い機器の取り外しと新しい機器の取り付け、配管の接続、試運転など。 |
| 撤去と処分 | 取り外した古い給湯器を引き取り、処分する費用です。 |
| 消費税 | 税込か税抜かで、見積書の金額の見え方が変わります。 |
標準工事に何が入るかは、見積もりを出す会社で違います。ノーリツは、標準工事の例を次のように挙げています。古い給湯器の撤去・処分、本体の取り付け、給水・給湯配管の接続、保温材の復旧、試運転・調整です。
種類・号数・機能・設置方式で、金額が変わります
同じ「給湯器の交換」でも、次の4つで本体の価格と工事の中身が変わります。
- 種類:従来型のガス給湯器、エコジョーズ、エコキュート、ハイブリッド給湯器で、本体も工事も変わります。ノーリツは、エコジョーズの初期費用が高めになる理由に、ドレン排水の工事などが増えることを挙げています。
- 号数:一度に出せるお湯の量です。ノーリツは、本体の価格は号数と機能でさまざまだとしています。選び方は号数の選び方にまとめています。
- 機能:給湯専用・オート・フルオートや、暖房の機能の有無。ノーリツは、多機能なほど本体の価格は高くなるとしています。
- 設置方式:壁掛・据置・パイプスペースなど。いまと同じ方式なら、配管や排気の位置をそのまま生かせます。見分け方は設置タイプの見分け方へ。
追加の工事が出やすい場面
標準工事のほかに工事が加わると、総額が上がります。メーカーが追加工事の例に挙げているものを中心にまとめました。
- 設置方式を変える:据置から壁掛へ移す、排気の向きを変えるなど。ノーリツは追加工事の例に、配管の延長や移設、壁貫通など特殊な設置を挙げています。
- 配管を新しくする:古い給水・給湯配管を交換する場合も、追加工事の例に入っています(ノーリツ)。
- 従来型からエコジョーズへ替える:運転中に出るドレン水を流す、配管の工事が要ります(リンナイ・ノーリツ)。マンションの場合はマンションの給湯器交換へ。
- 据置台や配管カバーを付ける:ノーリツは、設置の状況に応じて必要になる部材としています。
- 暖房とつなぐ・電源を増やす:床暖房や浴室暖房乾燥機との接続、電源の増設も、ノーリツの追加工事の例です。
- 高い所や狭い所で作業する:リンナイは修理でも、高所や狭所の作業では費用が加わると案内しています。
- エコキュートにする:満水のタンクの重さに耐える基礎と電気の工事、本体を運び込む通路が要ります(ダイキンのカタログ)。
写真だけの見積もりは、あとで変わることがあります
配管の傷みや、見えない所の配管の位置は、現地で見ないと分からないことがあります。当社はお見積もりと現地調査を無料で行っています。
メーカー希望小売価格は、工事費を含みません
メーカー希望小売価格は、メーカーが示す機器の参考の価格です。ノーリツも、本体の価格(メーカー希望小売価格)と、設置の費用を分けて説明しています。
実際の販売価格は、販売店が決めます。ノーリツは、販売の窓口によって工事費込みの価格になっているなど、価格が違うことがあるとしています。商品のページに載せている金額はメーカー希望小売価格で、交換にかかる総額ではありません。
見積書は、型番と工事の項目を見ます
ノーリツは、工事の会社を選ぶときの見分け方の一つに、見積もりの内訳が明瞭で、しっかり説明してくれるかを挙げています。見積書では、次の点を確かめます。
- 本体とリモコンの型番が書いてあるか。型番が分かれば、号数・機能・設置方式まで確かめられます。
- 標準工事に、撤去と処分、配管の接続、保温材、試運転のどれが入っているか。
- 追加の工事が、項目ごとに分けて書いてあるか。
- エコジョーズならドレン排水の工事、エコキュートなら基礎と電気の工事が入っているか。
- 金額が税込か税抜か。
補助金は、給湯器の種類で使える制度が違います
国の給湯省エネ2026事業の対象機器は、エコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームの3つです。従来型のガス給湯器とエコジョーズは、この事業の対象に入っていません。
制度ごとの対象と条件は、補助金のページにまとめています。当社は補助金の申請のサポートも行っています。対象になるかどうかは、機種の型番で確かめます。

