凍結かどうかの見分け方
ノーリツの案内では、次のような状態なら配管の凍結が考えられます。
- お湯側の蛇口をいっぱいに開けても何も出ない、またはポタポタとしか出ない
- 水側にすると水は出るのに、お湯側では出ない
- リモコンに「562」(給水配管)、「290」(ドレン配管)、「632」「032」(追いだき配管)が出ている
お湯と水は別の配管なので、水が出ていてもお湯の配管が凍っていることがあります(ノーリツ)。水道の配管まで凍ると、水側からも出なくなります。凍結以外の原因はお湯が出ないときで確かめられます。
熱湯はかけない、電源プラグは抜かない
ノーリツは、熱湯をかけると配管が破損するおそれがあると注意しています。給湯器の電源プラグも抜かないでください。抜くと凍結予防の装置が働きません(リンナイ・ノーリツ)。
基本は、気温が上がって解けるのを待つ
リンナイは、お湯も水も出ないときは、リモコンのスイッチを切り、気温の上昇で自然に解けるまで待つよう勧めています。
ノーリツの案内では、日中のいちばん気温が高い時間帯に、お湯を出してみます。日陰に設置している場合や気温によっては、解けるまで数日かかることもあります。
ドレン配管の凍結で「290」が出た場合も、解けて排水されれば表示が消えて復旧します(ノーリツ)。追いだき配管の「632」「032」が出ている間も、蛇口やシャワーのお湯は使えるとノーリツは説明しています。
ノーリツは、配管が凍結している間は、サービスマンが伺っても対応できない場合があると案内しています。
急ぐときの応急処置(ノーリツの案内)
運転を切り、お湯側の蛇口を少し開ける
リモコンの運転スイッチを「切」にし、家の中のお湯側の蛇口を少し開けておきます。
ガス栓を閉める
給湯器のガス栓を閉めます。
給水元栓を回してみる
給湯器の給水元栓を、閉める方向に回してみます。回らなければ、元栓が凍っています。
タオルの上から、ぬるま湯をかける
元栓にタオルを巻き、人肌程度(30〜40℃)のぬるま湯をゆっくりかけます。
回るようになったら、蛇口を閉めて水を拭く
元栓が回る(水が流れる音がする)ようになったら、家の中の蛇口を閉めます。タオルを外し、元栓のまわりの水を乾いた布で拭き取ります。
- 電気コード・プラグ・コンセントにお湯をかけない
- ガス栓と間違えない
- 保温材や配管に水が残ると、また凍るおそれがある
給水元栓が回るのに水が出ないときは、保温材のない露出した部分など、ほかの場所が凍っている可能性があります。そこを温めるか、自然に解けるのを待ちます(ノーリツ)。
冷え込む夜の前にできる予防
リンナイは、冬は暖かい地方でも配管の水が凍り、破損することがあると案内しています。給湯器の本体には凍結予防の装置がありますが、つながっている配管までは防げません(ノーリツ)。
- 電源プラグを差したままにする:リンナイの説明では、機器のまわりが約3℃以下になると、ヒーターと自動ポンプ運転が自動で働きます。運転スイッチが「入」「切」のどちらでも作動します。
- 浴槽に水を残す(追いだき付きの機種):循環口(循環金具)より5cm以上、残り湯がある状態にします(リンナイ・ノーリツ)。ポンプが浴槽の水を循環させて凍結を防ぎます。
- 蛇口から水を少し流す:リモコンの運転を「切」にし、お湯側の蛇口から細く水を流します。リンナイは、1分間に約400mL(太さ約4mm)を浴槽に流す方法を案内し、30分ほど後に水量をもう一度確かめるよう勧めています。混合水栓は最高温度の位置にします。
- 配管の保温材:保温材の切れ目などで金属が見えている部分は凍りやすいと、リンナイは説明しています。傷んだ保温材の交換や取り付けは、販売店・工事店へ依頼するようノーリツは案内しています。
水を流すときは、ガス栓も閉めるようリンナイ・ノーリツは案内しています。ただしノーリツは、不凍液を使っていない暖房用の熱源機は開けたままにするとしています。機種の取扱説明書で確かめてください。
外気温が極端に低い日や風のある日は、自動の凍結予防だけでは防げなくなるとリンナイは説明しています。そうした夜は、水を流す方法を合わせて行います。
停電・断水・長く留守にするとき
- 停電中:凍結予防の装置は働きません(リンナイ)。屋外の水が凍るおそれのある日に長くお湯を使わないなら、水抜きをするよう案内しています。
- 断水中:自動ポンプ運転が作動しないため、水抜きをするようリンナイは案内しています。
- 長く留守にする:凍結防止のために水抜きをするよう、ノーリツは案内しています。手順どおりでないと機器の中に水が残り、凍るおそれがあります。
水抜きの手順は機種によって違います。お使いの機種の取扱説明書に従ってください(リンナイ・ノーリツ)。パロマの取扱説明書には、水抜きのあとに使い始める順番が違うと、エラーの番号が出る機種の例もあります。
凍結で壊れたときと、雪の日の注意
凍結による破損は、保証期間内でも有料の修理になると、リンナイ・ノーリツは案内しています。配管が破れて水が出ているときは、水漏れの見分け方と止め方を見て、給水元栓を閉めてください。
雪が積もって排気口がふさがれたまま使うと、不完全燃焼や異常着火が起き、事故や故障の原因になるとノーリツは注意しています。雪の日は、給湯器に雪が積もっていないかを確かめてから使います。屋根からの落雪にも、雪が解けるまで注意します。

