最初に確かめる5つのこと
ガスのにおいがするときは、操作をしない
すぐに使うのをやめ、ガス栓とメーターのガス栓を閉めて、窓や戸を開けます(パロマの取扱説明書)。火を付けたり、換気扇などのスイッチや電源プラグに触れたりしないでください。近くでの電話も避け、ご契約のガス会社へ連絡します。東京ガスネットワークも、窓を開けてガス栓を閉めてから連絡するよう案内しています。
ガスのにおいがなければ、次の順に確かめます。家じゅうで出ないのか、1か所だけなのかで、原因の見当が変わります。
- ほかの蛇口:お湯が出ないのは1か所だけか、家じゅうか
- ガス:コンロなど、ほかのガス機器は使えるか
- 電気:台所と浴室のリモコンの表示は点いているか
- 水:水側の蛇口から水は出るか(断水していないか)
- 季節:冷え込みの強い朝ではないか(凍結)
リモコンに番号が出ていれば、控えておきます。番号の意味はエラーコードの調べ方で確かめられます。
1か所だけ出ないときは、蛇口の側を見る
ノーリツの説明では、給湯器に流れる水の量が少ないと、お湯にならないことがあります。蛇口の形に合わせて、次を試します。
| 蛇口の形 | ノーリツの案内で試すこと |
|---|---|
| 2バルブ水栓(お湯と水のハンドルが別) | 水側を閉め、お湯側だけを開いて湯量を増やす |
| シングルレバー水栓 | レバーをお湯側いっぱいに動かし、湯量を増やす |
| サーモスタット混合水栓 | 水栓の希望温度とリモコンの設定温度を、約10℃離す |
節水シャワーヘッドに替えたなど、使い方が変わったときにも起こるとノーリツは説明しています。試しても直らなければ、蛇口か給湯器の不具合が考えられます。温度が上下するときは温度が安定しないときを見てください。
ガス:元栓とガスメーターの遮断
リンナイ・ノーリツとも、まずコンロなど、ほかのガス機器が使えるかを確かめるよう案内しています。
- ほかのガス機器も使えない:ガスが止まっている可能性があります。ノーリツの案内では、ガスメーターが遮断されていないかを見て、遮断されていればご契約のガス会社へ相談します。ガス臭くなければ、メーターの復帰操作ができます。
- 地震のあと:震度5以上の地震では、ガスメーター(マイコンメーター)がガスを止めることがあります(リンナイ・ノーリツ)。
- ほかのガス機器は使える:給湯器のガスの元栓が開いているかを見ます。ノーリツの案内では、配管の接続部の本体側に「ガス」の目印があります。
ガスが来ているのに点火しないときは、機器の不具合が考えられます。リンナイは、ガスの供給があるのに「111」が出る場合を、機器の不具合の可能性としています。
電気:リモコンが消えているとき
台所と浴室のリモコンがどちらも消えているなら、給湯器に電気が来ていない可能性があります。
電源プラグの場所を探す
ノーリツの案内では、一戸建てなら給湯器の下から出ている黒い電源コードの先にコンセントがあります。配管カバーの中にある場合もあります。
抜いて、少し待ってから差し直す
ノーリツは、抜いて10〜20秒たってから差し直すよう案内しています。コンセントが見当たらなければ、分電盤のスイッチをいったん切って入れ直す方法をリンナイが案内しています。
表示が戻るかを見る
戻らなければ、給湯器の本体の不具合の可能性があります(リンナイ)。
マンションのパイプシャフト(配管を収める区画)に設置した給湯器は、コンセントがない場合があるとノーリツは説明しています。片方のリモコンだけが消えるときは、リモコンかリモコンのコードの不具合が考えられます(リンナイ・ノーリツ)。コードレスのリモコンなら、電池の交換を試すようリンナイは案内しています。
水:断水・凍結・フィルターの詰まり
- 水も出ない:断水していないかを確かめます。パロマの取扱説明書は、断水・停電・電源プラグの抜けを、お湯が出ない原因に挙げています。
- 冷え込んだ朝に、お湯側だけ出ない:配管の凍結が考えられます。お湯と水は別の配管なので、水が出てもお湯の配管が凍っていることがあります(ノーリツ)。対処は凍結したときの対処と予防へ。
- 給水元栓:給湯器の給水元栓が全開かを確かめるよう、リンナイの故障診断ナビは案内しています。
- 出が弱い:給水の水抜き栓の先のフィルター(ストレーナー)にごみが詰まると、お湯の量が減ります(リンナイ・ノーリツ)。
フィルターの掃除は、給水元栓を閉め、機器が冷めてから行うよう、リンナイはやけど防止のために注意しています。手順は機種の取扱説明書で確かめてください。
出始めの水と、夏の少ない湯量
- 出始めに水が出る:給湯器から蛇口までの配管に残った水が先に出ます。リンナイは、配管が太く長いほど、お湯が出るまで時間がかかると説明しています。ただし、蛇口を開けても炎マークが点かない(点くのが遅い)なら、故障の可能性があるとしています。
- 夏に蛇口を少しだけ開けている:水温が高い夏に流す量が少ないと、燃焼しないことがあります(パロマの取扱説明書)。蛇口を大きく開けてみます。
使うのをやめて連絡する目安
パロマは、異常な燃焼・におい・音・温度を感じたときや、使用中に火が消えたときは、ただちに使用を中止してガス栓を閉じるよう求めています。次の場合も、修理を依頼します。
- 確かめても直らない、または同じ番号が何度も出る
- 黒い煙が出る、白い煙がいつまでも消えない(リンナイ・ノーリツ)
- 本体の箱から水が漏れ出ている(ノーリツ)。見分け方は水漏れのページへ
本体のカバーを外したり、分解したりはしないでください。パロマは、お客様自身での修理は絶対にしないよう案内しています。

